楽天梨田昌孝監督(63)が、ルーキー茂木の新人王獲得に太鼓判を押した。

 試合は序盤の5失点で敗れたが、茂木のシーズン2本目となるランニング本塁打にはいったん勝敗から離れ、称賛の言葉を並べた。

 「常に全力で、一生懸命に走る姿勢には頭の下がる思いがする。フェンスを越して歩いて回るホームランもいいが、ああいった全力疾走は小さい子供に対しても伝わるものがある」。

 10勝の日本ハム高梨らが新人王のライバルに挙がるが、遊撃手としての貢献度を強調。「プロに入ってからショートに挑戦して、可能性を広げた。新人に贈られる賞にふさわしい選手だと思う。しかも負担の大きいポジションでこの成績を残している。高梨の10勝もすごいことだが、大岡裁きがあってもいい」とダブル受賞の可能性にも触れつつ、価値を説いた。