広島野村祐輔投手(27)がリーグ単独トップの16勝目を挙げ、初の最多勝を確実なものにした。

 立ち上がりは走者を背負う投球が続くも、要所を締めた。5回、6回は3者凡退。6回106球、3安打無失点で今季最終登板を締めくくった。

 15勝で並んでいたジョンソンは明日25日にも登録を抹消される見込みとなり、最高勝率とともに最多勝の獲得も当確となった。12年新人王以来のタイトルに「なかなか取れるものではない。本当に積み重ねてきて良かったなと思う」と素直に喜んだ。

 前田が抜けた先発の柱として自身初めてシーズンを投げ抜いた。「そこが一番自信になる。結果は後からついてくる。マウンドに上がることが大事」。25年ぶり優勝に大きく貢献し、大きな手応えを得た1年となった。