勝てば優勝が決まる試合で先発した日本ハム吉川光夫投手(28)が、初回の投球を悔やんだ。

 先頭の秋山に死球を与え、無死一塁から2番外崎に左翼席へ先制2号2ランを浴びた。「ああいう形で先頭を出してしまった。先制点を与えてしまったのは…」と、反省。2回以降はテンポ良くアウトを積み重ねたが、5回2死無走者から炭谷に今季1号ソロを被弾。5回4安打3失点で6敗目を喫した。

 8月24日ロッテ戦(QVCマリン)以来の先発。9月は故障離脱した守護神マーティンの代役を務めるなど、この日まで中継ぎとして投げてきた。「プラスになったことはたくさんある」と、内容に収穫もあったが「今日は手応えどうこうより、勝たないといけない試合だった」と、唇をかんだ。