広島出身の日本ハム有原航平投手(24)が、1発に泣いた。

 1点の先制を受けた直後の2回。1死一塁で、日本シリーズ2戦連発中のエルドレッドに痛恨の逆転2ランを浴びた。徹底的に外角へボールを集めたが7球目は、外角高めに浮いた139キロのカットボールを右翼席に運ばれた。

 3回2死二塁では、丸の一塁線への打球を中田が好捕も、一塁ベースカバーが遅れ内野安打。直後に二盗を許し2死二、三塁までピンチを広げたが、新井をニゴロに抑え、しのいだ。

 4回以降は粘投で、打線の援護を待ったが7回104球、4安打2失点で降板。プロ2年目で初の日本シリーズ登板も、白星には届かなかった。

 「エルドレッドには警戒してる中で打たれてしまったので、悔いが残ります。1点先にもらってましたし、何が何でもゼロで抑えないといけなかったと思いますね」とリードを守りきれず、悔やんでいた。