阪神の高知・安芸秋季キャンプで横田が2安打2打点と大ハッスル。死球を受けてもガッツあふれるプレーを続け金本知憲監督も絶賛。

 「いいところで執念と思いきりのよさを出してくれた。走塁は勢いつくし、死球、当たってもすぐパッと大丈夫と言ってね。ああいう選手はやっぱり(起用を)優先させたくなるね」。

 「(漫画の)主人公やね。憎めない性格もしているし、実直で。横田、江越といったところが出てくれるとね。足も使えるし」と期待を寄せる。

 紅白戦で2三振を奪った中継ぎ転向の岩崎については「真っすぐは一番良かったんじゃないかな。後ろから見ていても、ベース上で失速しないように見えた」と評価。来季の抑え起用には「いきなり9回はキツいんじゃない? 精神的にも」と話しつつ「将来的にはなってくれたらね。左のクローザーは大きい。昔なら(広島)大野さんとか、最近なら(中日)岩瀬とか。左打者多いし」。

 その他の一問一答は以下の通り。

 -横田はこのキャンプで良くなっているのか

 金本監督 あまり思っていない(笑い)。どちらかというと、あいつは練習と試合が直結しないところがある。練習でダメでも試合で良かったり、練習で良くても試合でダメだったり。分かりにくい選手だから。

 -初の紅白戦だった

 金本監督 ランニングがかかっているから執念出して、声も出ていた。今日は全部選手に采配やらせたから。勉強になったと思う。すごく相談していたしね。それが狙いだったんだけど。それぐらいの執念をシーズン中、出してくれ、とは言ったよ(笑い)。元気、声と、試合にどうしても勝つんだという姿勢と。ちょうど引き分けに終わったからね、イニングマッチも。(イニング対決で)3勝3敗だから。総得点も7対7で。本当は同点だったら全員リレーだったんだけど。

 -執念を見せてくれたからリレーは免除

 金本監督 上本はリレーが大嫌いだから、同点で終わった時、この世の終わりみたいな顔をしていた(笑い)。なしって言ったら、そりゃあもう…。宝くじに当たったような顔してたからね(笑い)。