日本ハム大谷翔平投手(22)が17日、「94年会」の発足を希望した。2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷でウエートトレーニングを中心に自主トレし、13日まで行われていた侍ジャパン強化試合の舞台裏で、異競技交流94年会がすでに行われていたことを明かした。今後、正式な会として拡大させていきたい意向だ。

 淡々としていた大谷が、無邪気な笑顔で切り出した。侍ジャパンの試合の後、リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介、同種目銅メダルの瀬戸大也との会食が実現していたのだという。萩野と瀬戸とすき焼き店へ。「そこが広島ファンのお店で(店主らから)誠也、誠也ってなっていたので…」と、翌日は鈴木も連れて萩野と3人で再訪。94年会発足への熱意が高まっていった。

 野球界だけでも阪神藤浪、創価大・田中、桜美林大・佐々木ら有望な選手がそろう。「94年会」本格始動へ。大谷が、球場外でも存在感を示していく。