阪神の私設応援団が運営する「ヒッティングマーチ委員会」が、原口文仁捕手(24)と北條史也内野手(22)に専属応援歌の作成を検討していることが3日、分かった。関係者が「その予定でいます」と明かした。早ければ17年シーズンの序盤にもお披露目される。

 将来を担う若虎コンビが、ファンに認められた。今季は期待の高かった新人高山に横田、江越の応援歌が完成した。来季は北條と原口が続く。

 北條は今季、プロ初の開幕1軍スタート。徐々に出場機会を増やし、8月以降は鳥谷から遊撃のポジションを奪取。最終的に122試合出場で打率2割7分3厘の結果を残した。4月下旬に育成から、支配下選手登録された原口は、一気にレギュラーに定着。主に捕手として107試合に出場し、打率2割9分9厘、11本塁打。4番を任されるまでに成長した。今後にも期待が持てると判断され、オリジナル応援ソングの対象になった。

 同委員会によれば、曲調は複雑なものではなく、老若男女誰でも簡単に覚えられるメロディーと歌詞になる予定。オリックスからFA移籍する糸井の応援歌も作られる見込みで、虎党の大声援が活躍を後押しする。