阪神青柳晃洋投手(22)が9日、台中インターコンチネンタル球場で行われる台湾ウインターリーグのイースタン選抜戦に先発し、新球カーブに自信を深めた。

 1、2回は直球を狙い打たれて1点ずつ失ったが、3回以降は同リーグから試投しているカーブを用いて配球にアクセントをつけた。すると、尻上がりにリズムが良くなり、終わってみれば6回2失点。1与四球で8奪三振の好内容だった。「3回からカーブを使って、スライダーも真っすぐも生きてきて、三振を取れました。こっちに来て、初めて使いましたが(バッテリーを組む坂本)誠志郎も『いいボール』と言ってくれた。右打者も左打者も使えるようになりたい。(来季も)普通に使えると思います」と手応えを口にした。8日に掛布2軍監督から四球数を「2個で」とノルマを課され、この日は「1個ならメシだな」とニンジンをつるされ、鮮やかに達成だ。今季は4勝。オフはクイック動作やけん制、フィールディングなどのレベル向上を図っている。