阪神の来季5年目となる右腕金田和之投手(26)がオリックスに流出することが15日、分かった。FA移籍した糸井嘉男外野手(35)の人的補償を検討していたオリックスが候補を金田に絞り、阪神側に通達。16日にも発表される。

 金田はプロ2年目の14年、プロ初登板を含む40試合に登板。先発勝利を含む5勝を挙げた。ここ2年は10試合以下にとどまるが、力強い速球は魅力。若手が台頭するチームにあって、主力候補と期待される1人だった。福留や鳥谷、西岡らベテラン主力組はプロテクトしたが、すべてをカバーすることは難しく、伸び盛りの右腕までは抑えきれなかった。

 オリックス福良監督はこの日、「うちでは中継ぎになると思う。来年の1軍戦力になってくれると思います」と、名前は伏せたが、対象選手に期待を込めた。