覚せい剤取締法違反で5月に有罪判決を受けた元プロ野球選手の清原和博氏(49)は29日に放送されたTBSテレビの番組で、現役時代に「グリーニー」と呼ばれる興奮剤を使用したことを告白した。

 現役時の薬物使用について問われ「グリーニーを使用していました」と話し、集中力が高まるとして外国人選手に勧められたのがきっかけだと説明した。

 「グリーニー」は米野球界で興奮剤を指す俗称。大リーグでは2006年から禁止薬物に指定された。日本のプロ野球は06年にドーピング検査を試験的に導入した。07年から本格的に実施し、興奮剤も禁止薬物に指定された。

 清原氏は使用時期については言及しなかった。西武、巨人、オリックスでプレーし、08年限りで引退している。