マッスルパワーで勝つ! ロッテ清田が4日、ZOZOマリンで自主トレを公開。ロングティー、ノックなどの前に約1時間、ウエートルームにこもった。「去年は右ふくらはぎが肉離れ。弱い部分を鍛えられたら」と説明した。これまでは「ウエートトレーニング=体がでかくなる」と思っていたという。「僕は外野手。1年間、戦うなら、体が大きくなり過ぎてケガをしても」と控えめだった。だが、昨年12月にレンジャーズ・ダルビッシュと会って意識が変わった。都内のジムで約2時間、ウエートトレーニングの手ほどきを受けた。「体を大きくしたくないと伝えたら『こういうメニューがいい』とか、『可動域を広げるトレーニングもしたら体を大きくしてもいい』とか」と丁寧に教えてくれた。今は日によって上半身、下半身と鍛えている。

 ロングティーでは本塁付近から右翼方向へ、計22球の柵越え。スタンド中段まで豪快に飛ばすと「ウエートの威力かな? いや、風ですね」と笑った。今季目標は「勝」の1文字をしたためた。「チームが勝つこと。あと、去年の成績(打率2割2分5厘)は自分に負けた。自分に勝ちます」と宣言した。【古川真弥】