中日ドラフト5位の藤嶋健人投手(18=東邦)が7日、名古屋市の昇竜館に入寮した。

 ゲン担ぎと実益を兼ねて持ち込んだのが、約30万円する低周波治療器。昨夏、県大会の佳境で左手首を痛めた際、偶然ナゴヤドームに遠征に来ていた東邦OBのDeNA関根から関係者を通じて同製品を借り受け「奇跡的に復活しました」。

 使用から2日後の準々決勝の享栄戦にリリーフ、準決勝の栄徳戦、決勝の愛工大名電戦は連続完投し、自身3度目の甲子園に導いた。

 「甲子園でも右肘が痛かったけど、あれを使ったおかげで何とか投げられた。プロに行けたら絶対に自分で買おうと思っていた」。プロでも頼れるパートナーになりそうだ。