オリックスの新人3選手が8日、神戸市内の選手寮に入った。育成4位の坂本一将内野手(26=BC石川)はすでに「漫画デビュー」していたことを明かした。中3の時に水島新司の「新・野球狂の詩」に実名の俊足選手として登場していた。

 水島率いる草野球チーム「あぶさん」に所属していたのが縁。坂本は「小さいときからずっとかわいがってもらってたので水島先生から『出るか?』と。実際出てるのを見てマジで出てるよ、という感じでした」と笑った。ただし中日の選手として描かれていた。「オリックスに入団した坂本一将として出してもらえたらうれしい。頑張ります」と誓った。

 入寮には草野球のチームメートで親交がある俳優柴田恭兵のサイン色紙を持参。前日7日の新年会でもらったという。「ナメンナヨカズを!」とのコメントが添えられている。

 坂本は昨年12月の新入団会見で、柴田との交流が話題となった。柴田は新聞に掲載されたことを喜び「今度は野球で載るように頑張れよ」と激励したという。身長162センチと12球団で最も小柄なガッツマン。さまざまなサポートを受け、まずは支配下登録を勝ち取る。