巨人高橋由伸監督(41)が「ツンデレキャンプ」で新星の台頭を促す。キャンプインに向けて1月31日、宮崎入りした。オフに大型補強を敢行したが、課題として若手の成長も望まれる。それでも指揮官は「若い選手が1人でも2人でも多く出てほしい、という思いは当然ある。でも昨年も同じだが彼らを育てるために、やるわけではない」と勝利至上主義を貫いた。
チャンスはある。「良ければ上げるし、ダメなら落とす」。昨年キャンプは故障のマイコラスに代わり、矢貫が昇格した1度だけだった。だが今年は2月下旬の沖縄キャンプ途中で代表組がWBC出場でチームを離れるため、3枠が空く。
一方でチャンスは限られている。枠取りへ、アピールの場となる11、12日の紅白戦は若手だけでなく主力も照準を合わせている。ベテランの阿部は「日程が決まっているわけだから、そこに合わせるのは当然」と逆算している。
ただ若手が置かれている状況は本番さながらとなる。「シーズン中も同じでチャンスは何回もない。結果を求められる選手はたくさんいる」。狭き門をくぐりぬければ、戦力として認められる。「若い力が出てくることは、強いチームになるための1つの課題」。谷底からはい上がってくる、新しい猛者を待つ。【広重竜太郎】



