楽天は1月31日、小関翔太捕手(25)が都内の病院で、左足甲の観血的整復術(手術で骨を固定する治療法)による骨移植の手術を受けたことを発表した。左舟状骨(しゅうじょうこつ)疲労骨折、さらに骨嚢腫(こつのうしゅ)という骨の内側にある骨髄の部分が空洞状となり、液体がたまった状態の改善のため。蒔田トレーナーは「競技的復活には、6カ月はかかる」と説明した。患部の治癒が思わしくない場合、今季中の復帰が絶望的となる可能性もある。

 昨年9月14日の練習中、ランニングの際に左足甲の付近の痛みを訴え、疲労骨折と診断されていた。手術を回避する形で復帰を目指していたが、骨嚢腫の診断も出たことなどからメスを入れることになった。報告を聞いた梨田監督は「もう少し、早く処置できていれば良かったんだけど。1人欠けることは痛いね」と話した。

 小関は09年ドラフト3位で楽天に入団。昨季はわずか7試合出場にとどまり、7打数無安打に終わった。通算では100試合出場、打率1割4分9厘、1本塁打、10打点をマークしている。