新外国人はブレない男!? 阪神エリック・キャンベル内野手(29=メッツ)が3日、金本知憲監督(48)に打撃スタイルを初披露した。指揮官の前で力が入ると思いきや、67スイングで柵越えは0本。持ち味である広角打法に徹した。3日間でアーチは合計2本だけ。大砲タイプではないが、このままでは4番不在の悩みが募る?
キャンプ3日目にして、キャンベルが指揮官に打撃スタイルを初披露した。右に左にライナー性を打ち分ける。しかし打球は一向に上がらない。67スイングで1度も放物線を描くことはなかった。柵越えは初日から1本、1本、0本の合計2本。「この段階では、あまり気にしていないよ。打席の中で、しっかりとスイングをする。それだけだ」。打撃内容を問われると、サラリと言った。持ち味の広角打法に徹したまま、金本監督がケージの後ろに立っていた中でのランチタイムのフリー打撃は終了した。
金本監督はキャンプ初日から、ブルペンを熱心に視察。その影響でキャンベルの打撃練習には間に合わなかった。3日目にして、初めてチェック。言葉を選びながらも、印象を語った。「スイング自体は割と振れていたように見えました。ミート中心のバッターかな、と。そういう印象です」。外国人選手の評価は難しい。その思いが指揮官にある。練習で打っても、試合で打たない助っ人はいくらでもいる。その逆もそうだ。ましてや、キャンプはまだ第1クール。ジャッジを下すのは早すぎる。それでも主砲タイプでないことだけは明白。「4番候補で取ったわけではない」と前日2日に話している。4番に座れば、打線が組みやすいが、過度な期待は禁物だ。
キャンベルの打撃練習中に、通訳を呼び、何やらアドバイスを伝えたかに見えた。「全然違う。ユニホームのサイズが合ってないから。何とかせえよと。股上がさ。ヘイグもそうだったけど、今年も合ってないんだよ」。採寸の問題を指摘しただけだった。打撃フォームの助言は早計。初実戦についても、「本人任せですから」とマイペース調整を容認している。
いつか本領を発揮してくればいいが、このまま、打力がおとなしいままでは…。4番不在という問題に直面する可能性はある。自らのスタイルに徹して、花を咲かせる。ブレない男に、そう願うしかない。【田口真一郎】



