ソフトバンク岩崎が打撃投手を務め、勝利の方程式入りに向け順調な仕上がりを印象づけた。塚田、上林に対し42球を投げ、安打性8本。上林のバットをへし折る場面もあった。「直球のかかり具合もフォームの感覚もイメージに近い。ここ最近の春のキャンプでは一番順調」と話した。

 佐藤投手コーチも「いいボールがきている。球持ちがよかった」と絶賛。現時点では起用法は未定だが、岩崎は早くも「今年は後ろでいきたい」と、リリーフ一本勝負を志願した。

 セットアッパーの座を争うスアレスがWBCに出場するベネズエラ代表に選ばれた。スアレスはキャンプ終了後、1次ラウンドを戦うメキシコに向かう予定。「アピールしていかないといけない立場であることは変わりないので」と岩崎は油断なく、3月のオープン戦をアピールチャンスにする。【福岡吉央】