1軍本隊合流へ、大きな1歩を踏み出しそうだ。右膝関節炎でキャンプ別メニュー調整を続ける阪神糸井が今日11日から14日までの第3クール中にもマシン打撃を本格再開する見込みであることが分かった。

 ここまでティー打撃に加え、9日にはダッシュを順調に消化。球団関係者が「ティーの次といえば(マシン打撃)。本当に状態がよければ徐々に運動はやれる。打つこととか、徐々に走り始めてもいければ」と見通しを語った。

 阪神ファンが注目する糸井の打棒が、ベールを脱ぐ時がきそうだ。8日にはティー打撃後に目慣らしのため打撃マシンのあるケージに入った。我慢できずに2スイングだけしたが、本格的なマシン打撃はここまで控えていた。9日には約40メートルのダッシュメニューを解禁。「全然いける! 走れてた」と糸井自身が語ったように、トレーニングの強度を上げても問題はないと判断された。

 キャンプ直前に糸井が思い描いた2月中旬の1軍本隊合流は厳しい見通しだ。それでも復帰に向けてのリハビリは順調。Xデーに向け、どんどん加速を強めている。【梶本長之】