オリックス・ドラフト2位黒木優太投手(22=立正大)【心=○、技=○、体=○】

 14日にフリー打撃に初登板し強い闘争心を見せた。そこで足の上げ方などで投球フォームに緩急をつけ、打者のタイミングをずらせる本番さながらの投球を見せた。

 打撃投手は打者に気持ちよく打たせるのも役割の1つだが、黒木ら新人にとっては開幕1軍に向けての大事なアピールの場。「やっと戦える! と楽しみにしていました。ぼくは負けず嫌い。打撃投手でも、絶対に打たれたくないんです」と、優しい表情とは裏腹の気迫全開状態。大学3年秋の国士舘大戦で中継ぎ3回で6点を失い、悔しくて眠れないこともあったとか。18日は初の対外試合、広島戦に登板する。侍ジャパンメンバーに真剣勝負を挑む。【オリックス担当 堀まどか】