打つほどに酔う!? 阪神の新外国人エリック・キャンベル内野手(29=メッツ)が練習休日の15日に、沖縄・読谷村内にある「比嘉酒造」で琉球泡盛の製造を見学した。約1時間、熱心に見学する助っ人の姿に、製造担当者が感激。シーズンで本塁打を打つたびに、同社の看板商品「残波プレミアム30度」の一升瓶1ケース(6本入り)プレゼントを申し出た。

 「日本で活躍すれば、いろんな形でサポートをもらえるのを感じている」。突然、強力なスポンサーが出現したキャンベルは、本塁打増への思いを新たにした。担当者は「見た目は絶対に打ちそうな感じ。最低でも30本塁打は行ってほしいですね。50本打ったら僕のクビが飛んじゃうかもしれません」と冗談交じりに期待を寄せた。

 広角に打ち分けるシュアな打撃が持ち味だが、7日には柵越え13本を披露。担当者が期待する本塁打30本も、実現不可能な数字ではない。これまで泡盛を飲んだことがないキャンベルは、「皆さんにお送りしたいです」と、周囲の人たちへプレゼントしていく計画を膨らませた。【梶本長之】

 ◆比嘉酒造 1948年(昭23)に沖縄・読谷村で創業。全国各地で泡盛を中心に販売する。主要商品は琉球泡盛「残波ホワイト」。泡盛をベースにした「残波梅酒」や「ゆずスパークリング」も製造している。従業員は38人。