ロッテは18日、予定されていた紅白戦が雨のため中止となり、19日に順延された。

 伊東勤監督(54)が一番優先したのは、選手のコンディションだった。午前10時のウオーミングアップ開始直前、突然、強い雨が降り始めた。選手はとりあえず室内練習場に移動し、そこでアップを始めた。すぐに、紅白戦の順延が決まった。同時に、練習も少なめ、いわゆる「抜き日」とすることが決まり、早い選手は昼すぎには引き揚げていった。

 伊東監督は「急きょ、抜き日にした。すごい雨だったので。投手もスライド出来るということだった。このクールは(6日間と)長め。どこかで抜こうと思っていたが、いいタイミングだった」と説明した。

 今キャンプは、ここまで晴天に恵まれ、雨の日が1度もなかった。最終クールは6日間と長い。午後は晴れ間がのぞいたが、ケガをしたら元も子もない。選手にとって、恵みの雨だった。【ロッテ担当 古川真弥】