ロッテのドラフト1位、佐々木千隼投手(22=桜美林大)の対外デビュー戦が26日の巨人戦(沖縄セルラー那覇)となることが21日、決まった。2番手で1イニングの予定だが、英二投手コーチは「1イニングだけなので、何も判断はしません」と説明。まずは、対外試合の雰囲気を味わわせる。試合が順調に消化できれば、3月4日の中日戦(ナゴヤドーム)でプロ初先発の見込み。そこからが、先発争いの本番となる。

 ロッテはこの日、1軍の石垣島キャンプを打ち上げ、佐々木も完走した。序盤はブルペンで思うような球が投げられず、悩みが深まった。だが、14日の打撃投手から徐々に上向いた。プロ初実戦となった19日の紅白戦では、2回無安打無失点。クイックなど課題も出たが、試合の中で制球を修正できる力も見せた。3週間を振り返り「すごい方と練習できたのはプラス。うまくいかないことの方が多かったけど、実戦で結果を残せれば」と意気込んだ。

 伊東監督は「紅白戦と違い、敵チーム相手にどれだけできるか」と期待。先発ローテ確定は、涌井、石川の2人のみ。残り4枠へ、新人右腕がアピールする。【古川真弥】