阪神の2軍安芸キャンプで、掛布2軍監督が21日、ドラフト6位福永春吾投手(22=四国IL・徳島)に名手の技を伝授した。

 現役時代にダイヤモンドグラブ賞(当時)を6度受賞した掛布監督は投手陣の守備練習を見守り、福永にはマンツーマンで身ぶり手ぶりを交えて指導した。「ボールを捕る位置が気になったんで」と右足前だった捕球位置を左足前に直すと、みるみる動きがスムーズになった。初めて指導された福永は「緊張する感じがなかった。逆に楽にいけよと言ってくれた」と感謝した。23日の西武戦に初先発し2イニング程度投げる予定。掛布監督も「ブルペンでもかなり強い球を投げている」と期待している。