WBC日本代表の巨人菅野智之投手(27)が今季初実戦を3回1安打無失点で終えた。

 本番を想定してマウンドに土を加えて硬くし、ボールもWBC球を使用。新球チェンジアップも効果的に使い、3回を33球と球数を抑えて投げきった。「思い描いた通りに投げられた。いいスタートが切れた。球数もだいたい40球と見ていたけどだいぶ下回って終えられた。ボール先行のカウントでもストライクゾーンから真っすぐ系やチェンジアップで打ち取ったり、やってきた通りのことができた。ワンシームも右打者の内角に投げるのは(打者が)壁になるから投げやすいけど、左は(壁が)ない分、狙いどころが難しい。今日ぐらいの感覚で投げられれば、ある程度狙ったところに投げられるかな」と収穫を口にした。