広島土生翔平外野手(27)が4回裏から中堅の守備に就き、9回の2打席目に左翼へ二塁打を放った。前日24日ロッテとの練習試合では1打席のみの出場と、限られた中で結果を残した。

 3点を追う9回。中日鈴木に追い込まれながら、1ファウルで粘ると、5球目の外角球を左翼へはじき返した。緒方孝市監督(48)は「彼らにとっては1打席1打席、守りでのワンプレーが評価になる。結果ばかりを求めて恐れるプレーは見たくない。積極的なプレーの中でアピールしもらいたい」と評価した。

 だが、土生は「アピールできたとは思わない。守備で後逸してしまった。声の連係が取れなかった。反省しないといけない。できることをしっかりやらないといけない立場なので」と7回に右翼下水流とぶつかりながら打球を後逸したプレーを悔やんだ。

 鈴木誠也外野手(22)がWBC出場のため抜けた外野手の生き残り争いは続く。