ロッテの外国人コンビが、ともに来日初本塁打のアベック弾を放った。2回2死一、二塁から4番ジミー・パラデス内野手(28=フィリーズ)が右中間へ3ラン。小川の125キロチェンジアップを豪快に捉えた。「必要な時に本塁打が出て良かった」。実戦5試合目。「日本の投手はカウント3-0でも変化球を投げてくる」と戸惑いもあったが、慣れ始めて本領を発揮した。

 3回にはマット・ダフィー内野手(28=アストロズ)が、133キロ直球を左中間に運んだ。「ストライクを逃さずにしっかり打てた。手応えがあった」。ベンチでは隣同士に座り、情報交換している。オープン戦で外国人のアベック弾は、04年の李承■とフランコ以来チームで13年ぶり。伊東監督は「当たれば飛ぶ。2人ともいい形が出た」と評価した。昨季はリーグ最少本塁打(80)の上、チーム最多24発のデスパイネが退団。助っ人コンビが長打力を披露し、周囲をひと安心させた。【斎藤直樹】

※■は火ヘンに華