巨人ドラフト7位の廖任磊(リャオ・レンレイ)投手(23=開南大)が1軍デビュー戦で潜在能力の高さを見せた。日本ハム戦の8回に登板。セットポジションから、この日最速の149キロ直球にチェンジアップとスライダーをまじえ、1回を無安打無失点、2奪三振。「今日出せるものはちゃんと出した。初めてドームで投げたけどいい感じでした」と胸を張った。

 身長201センチの巨体が生み出すパワーに、クレバーさも兼ね備える。2人目の打者石井一への3球目からクイック投法に変更した。マウンドのプレート付近の土が掘れすぎていたため、体をひねる普段のトルネード投法ではフォームが崩れると試合中に判断し、実行に移した。今後は2軍で調整することになるが、高橋監督は「またチャンスはどこかでね」と、引き続き注目していく考えだ。