巨人ドラフト3位の谷岡竜平投手(20=東芝)が、1軍初登板を無失点で飾った。4番手として8回に登板。先頭打者の大島には左前打を浴びたものの、この日最速145キロの直球とフォークボールを軸に後続を抑え、1イニングを1安打無失点で終えた。「2軍と違って観客の応援もあって緊張するかなと思ったけど、マウンドに立てば気持ちを切り替えて自分の投球ができて良かった。しっかり低めをついて打ち取らせることとフォークで空振りを取るのが持ち味。これを続けていきたい」と話した。

 春季キャンプは2軍だったため、今回の1軍昇格は首脳陣が特徴を把握するのが主な目的だった。登板後は再び2軍で調整する方針だったが、高橋由伸監督(41)は「真っすぐも変化球もいいボールを投げていた。もう少し見てみたい。このまま(1軍に)帯同させようかなと思っています」と、9日からの関西遠征に同行させる考えを示した。