巨人マイルズ・マイコラス投手(28)が9日、今月中旬が予定日の第1子の出産を心待ちにした。

 米国で準備中のローレン夫人とは毎日3、4回ほど連絡を取り合い、近況を報告し合っているという。「医師からは、いつ生まれてもおかしくないと言われています。もう名前も考えている。妻と一緒に、新しい家族を迎えられる瞬間を楽しみにしています」と満面の笑みを浮かべた。

 待望の第1子とあって、米国に一時帰国しての出産立ち会いを希望している。現地ではチーム同行中と同様のトレーニングを積みながら、誕生の瞬間を待つ予定。「アメリカに戻っても体を動かすので、時間をロスすることはありません。チームの遠征中に、よみうりランドで調整をするのと同じです。今は体調も仕上がりもいい。準備をしっかり整えておきます」と、新米パパとして家庭と仕事の両立を図る。

 この日は川崎市のジャイアンツ球場のブルペンに入り、座った捕手に29球を投げ込んだ。「投げるスケジュール、ワークアウトの内容、休養。野球に必要な三角形が戦略の通り順調に進んでいます」と、来日3年目のシーズンに向けて手応えを隠さなかった。「先のスケジュールは子供が生まれてからでないと分からないが、何が起こっても大丈夫という気持ちでやっています」。出産を見届けた後は、速やかにチームへと再合流する意向。父親となって初めて迎えるシーズンを最高のものにする。