巨人沢村拓一投手(28)が右肩の違和感で開幕1軍入りがピンチとなった。18日のロッテ戦(ZOZOマリン)で2週間ぶりに登板する予定だったが、状態不良を訴え、登板回避して球場を後にした。2月下旬から右肩に不安を抱えており、今季初実戦登板となった4日の日本ハム戦では1球で危険球により退場となっていた。高橋監督は「コンディションがあまり良くないと言うので、投げてもしょうがないので帰した」と説明した。

 昨季のセーブ王が開幕まで2週間を切り、実質登板していないのに等しい。通常なら開幕までに連投テストなども踏みたいところ。指揮官は「時間がないというか、投げてないから」と話した。164キロ右腕のカミネロが加入し、守護神を争うと期待されていた。村田真ヘッドコーチは「7、8、9回の1枚だから頭が痛い」と悩みの種を抱えた。回復で開幕1軍へ望みをつなげるが、時間を要するならば勝利の方程式の修正が必要だ。