フラミンゴ投法で抑え込む。楽天浜矢広大投手(24)が18日、ヤクルト戦に8回から3番手で登板。立ち姿がピンク色の鳥にそっくりだった。投球動作に入ると、右足を勢いよく上げる。1、2とリズムを取るように軸足に体重を乗せ、ため込んだ力を爆発させるように左腕を振った。先頭打者西浦をこの日最速147キロの直球で右飛に抑えるとリズムに乗り、1回1安打無失点。1軍生き残りをアピールした。「名前をつけるなら、フラミンゴ投法でいいんじゃないですかね」と新投法に胸を張った。

 先輩の助言で投げ方を変えた。やや変則的なフォームは自主トレをともに行うマリナーズ岩隈に教えられた。「しっかり足を上げて、お尻から体重を使う。ヒップファーストを意識しろと言われました」と体重移動を意識。1月から新投法を習得しようと、投げ込んだ。「球速も上がったんです」と昨年比で平均5キロ程度直球の速度も上昇。「格好良さは不評ですけど、いい感じです」と胸を張る。

 この日は4投手のリレーで完封勝利と中継ぎ陣も好調。左投手は金刃、新人の高梨らと競争は激化している。「右、左関係なく抑えられるように頑張ります」と勝負の4年目に1軍定着へとはばたく。【島根純】