日本ハム大谷翔平投手(22)が、侍ジャパンの激闘にパワーをもらい、反撃への口火を切った。

 1点ビハインドの9回先頭。巨人新外国人カミネロの154キロ直球に「速かったですね」と目を丸くしたが、中前へとはじき返した。レアードが右前打で続き、松本のスクイズ(結果は犠打野選)で同点とし、相手ボークで逆転に成功した。

 この日のWBC準決勝米国戦は、三塁側ロッカールームのテレビを通して戦況を見守っていた。惜しくも1点差で敗れたが「素晴らしい試合だったと思います。力になりたかったですけど、出来なかったのは残念だった」と、悔しさもにじませた。