4・4ヤクルト戦にGOサイン! WBC侍ジャパン代表の阪神藤浪晋太郎投手(22)が25日、オープン戦・オリックス戦の試合前練習でチームに合流した。当初の想定通り、28日にウエスタン・リーグのオリックス戦(鳴尾浜)で調整登板することが正式決定。4月4日ヤクルト戦(京セラドーム大阪)でのシーズン初先発に向け、一気にギアチェンジする。

 23日に帰国し、前日24日は休養日。「今日も朝5時には目が覚めてしまった。仕方がないですけどね」。時差ぼけに苦笑いしつつも、着々と準備をスタートさせた。この日は外野芝生上で捕手を座らせて投球練習する場面も。滑りやすく曲がりも大きいWBC球から握り慣れた日本球へ、感触の違いを入念に確かめた。

 「投げにくいボールから、投げやすいボールに変わる。大丈夫だと思います。変化球の曲がり方が違ったり、そこら辺は感じましたけどね。実戦で投げていけば大丈夫かなと思います」

 3月は実戦で計9イニングしか投げていないが、「一応(ブルペンで)投げていたので。実戦の間隔はかなり空いているけど、大丈夫かなとは思います」。WBCでは中継ぎ待機を続け、わずか2イニングの登板に終わった。「全然投げていない悔しさはあるし、もっと投げたかったのが正直なところですが…。今シーズンに向けて、切り替えてしっかり調整していきたい」。今日26日はブルペン投球を行う予定。虎の大黒柱として、心身ともに再スタートを切る。【佐井陽介】