広島緒方孝市監督(48)が27日、横浜市内で行われた「セ・リーグ ファンミーティング」に出席した。春季キャンプの紅白戦でも4番に起用した鈴木誠也外野手(22)に4番奪取を期待した。

 セ・リーグ5球団の監督とともに壇上に上がった緒方監督は「タナキクマルの3人が打線の看板でありますし、引っ張っていってもらいたい選手」とした上で、「今年の課題は4番打者」と続けた。開幕はオープン戦での状態の良さから新井貴浩内野手(40)の4番起用が濃厚。だが、指揮官の頭には、昨季ブレークした鈴木の4番起用は根強くある。「昨季以上の成長が見られれば、4番に据えようかなという考えもある」。期待の大きさがうかがえた。