チバテレ2017記者発表会が29日、都内で行われ、プロ野球ロッテの30試合を生中継する「マリーンズナイター」で解説を務める、OBの里崎智也氏(40=日刊スポーツ評論家)が登壇した。

 5月6日のロッテ-ソフトバンク戦では、解説とともにお笑いコンビ・アンジャッシュの児島一哉と始球式を務める。「しっかり(球が)来ないと、受けませんよね。球も拾いに行きません。『おじまさ~ん』と言っておきます」と言い、取材陣を笑わせた。

 16年には、05年の優勝時にバッテリーを組んだ、薮田安彦氏と始球式を務めた。「(2球目が)大した球を投げていなかったので収まりがつかないんで」と投げ返したという。「児島さんにも違うサプライズを考えています。ただでは転ばせないようにしたい。背中にバットを隠しておいて、きた球を打つでもいいし。あと1カ月超、あるので、策を考えて楽しんでもらえる始球式にしたい」と不敵に笑った。

 今季から、自身が着けていた背番号22を着けることになった、田村龍弘捕手へのメッセージを求められると「自分の22には、こだわりがありますけど、手を離れれば誰が着けてもいいんで、着けたいヤツが着ければいいと思う」と言ったが、その上で、あえて自分の中での条件を挙げた。

 まずは、お金に目がくらんでFA宣言しない。それと同時に、田村が引退する時に、次の捕手が「僕も22番を着けたい」と言えるような存在になって、引退してもらう…それが第一条件で、それをクリアしてもらえれば、誰でもいい。お金じゃない魅力が、マリーンズにはある。弱いところを強くするのに魅力がある。05年、ロッテで優勝できたから泣いた。

 司会から、ロッテが25年ぶりにオープン戦で首位になったことについて話を向けられると、25年前にオープン戦で1位になりながら最下位に終わったことに触れつつ、今季の順位を3位と予想した。

 ロッテだけは、引退しても順位は当ててますよ。良くて3位…3位は死守。ロッテにおける首位が3位なんですよ。ソフトバンクと日本ハムの上位2チームの戦力は抜けている。3位を死守してチーム力を上げて、1位に行くことは可能。去年もあれだけ頑張って、安定の3位。どれだけ、げたをはかせても、1位には出来ない。

 今季のキーマンには、西野勇士投手を挙げた。「1番、期待しているのは西野。先発に加わって、2ケタ(勝利)出来れば、上に行く可能性がある。優勝のキーマンだと考えている。西野が2ケタ勝って先発の3本柱になる。新外国人2人合わせて40本、打てば(ソフトバンクに移籍した)デスパイネの穴は埋められる。角中が最低3割キープできれば」と力を込めた。【村上幸将】