日本ハム有原航平投手(24)が、指揮官の思いを背負い快投を誓った。30日、札幌ドームで開幕戦前日の全体練習に参加。開幕投手の最有力候補だった大谷が、右足首痛の影響で投手調整が遅れ、巡ってきた初の大役。栗山監督から開幕投手を告げられた際、指揮官の大きな覚悟を感じ取った3年目右腕は、勝利につながる投球を目指す。

 目指し続けた大舞台に、高揚感を覚えた。初めて味わう空気に、有原のほおは自然と緩んだ。「アマチュアの時とは全然違うと思う。早く投げたい気持ちが大きいです」。開幕前日、独特の雰囲気に包まれようとしている札幌ドームで、最終調整を終えた。「万全な調整は出来た。緊張感が出てきました」。プロ入り3年目で迎える開幕マウンド。準備は出来た。

 指揮官の覚悟を受け取り、挑む大舞台。今月16日に栗山監督から開幕投手に告げられ、心身が引き締まった。「投げてみたいと思ってやってきた」。目指していた開幕投手。プロ1年目はプロ入り前から抱えていた右肘の違和感で、開幕は出遅れた。開幕は間に合わなくても、万全な状態に整えることを最優先させた栗山監督の親心が背景にはあった。応えるように2年目の昨季から開幕ローテーション入りし、チーム最多11勝。着実に実績を重ね、目標の開幕投手につなげた。

 開幕戦を任された際、指揮官からは「信じている」「頼んだぞ」など熱い思いを注入された。有力視されていた大谷が右足首痛で投手復帰にメドが立っていない影響もあるが、今後、有原が球界のエースを目指す上で大切な一戦になるとの思いで託された。「本当に期待してもらっている。重みを感じつつ、結果で恩返ししたい」。背負う使命を意気に感じながら、勝利を求めて未知なる舞台に立つ。【田中彩友美】