日本ハム大谷翔平投手(22)が「3番DH」で3年ぶりに野手で開幕スタメン出場。母校・花巻東の先輩、西武菊池と4年ぶりの対戦が実現した。

【第1打席=空振り三振】

 初回1死一塁の場面。直球2球で追い込まれ、3球目はファウル。4球目の内角低めに来た145キロ直球は右足首付近への自打球。右足に装着するレガーズ上に直撃したこともあり、トレーナーが駆けつけようとしたが左手で制した。直後の5球目、135キロのスライダーに空振り三振に倒れた。

【第2打席=今季初安打となる二塁打】

 2点を追う3回2死一塁の場面。菊池の初球で一塁走者の西川がスタート。大谷も内角高め143キロ直球を思い切り引っぱった。痛烈なライナー性の打球はあっという間に右翼フェンスへ到達。西川は一気に本塁生還を狙ったが、西武守備陣の見事な中継プレーで本塁憤死。菊池から初安打となる二塁打も、得点を阻止された大谷は二塁を回ったところで両手を腰に付いて、悔しがった。

【第3打席=右前安打(マルチ)】

 6回1死無走者の場面。カウント1-1からの3球目、内角への146キロ直球を右前へ運んだ。

【第4打席=空振り三振】

 6点を追う8回1死一、二塁の好機で回った。相手投手は2番手の左腕、武隈。カウント1-2からの5球目の変化球を空振り三振。場内からため息が漏れた。