日本ハムのドラフト２位ルーキー、石井一成内野手（２２）が新人一番乗りとなるプロ初本塁打を放った。

　２回２死走者なし、カウント３ボール１ストライクで楽天の先発釜田の１４５キロ直球を左翼ポール際ギリギリに放り込んだ。プロ初めてのアーチが先制ソロ。「レフトフライかと思った。最初はファウルかと思った」という打球は、風にも乗ってフェンスを越えた。思わず走ることを止めそうになるほどスピードを落としながら、ゆっくりとダイヤモンドを一周した。「体重を乗せられた感じはあった。あそこまで飛ぶとは」と、驚きは止まらない。１２球団の新人１号にも「まさか自分になるとは。勘違いしないように」と、気を引き締めていた。