中日森繁和監督(62)は敗戦の弁としてすっかり常とう句になった「たら・れば」を今回も用いてボヤいた。

 先発若松が2-1の6回に3失点して逆転を許した。あそこを踏ん張れていれば…の質問に「れば…」と苦笑いした。5回2死満塁で堂上の大飛球があと1歩届かず右飛になったことには「たら、だよ。言っても仕方ない」。試合のポイント、ポイントで悪い目が出るケースが多いのが今のチーム状況だ。

 「うちの打線や、向こうの投手を考えたら、大きく動く試合にすると都合が悪い。1点ならあげていいよという形になればいいけど、走者をためて2点、3点となるとな」とため息まじりだった。【柏原誠】