中日ダヤン・ビシエド外野手(28)に待望の今季1号が飛び出した。3-2の8回、2死一塁で代わったばかりのマテオの初球148キロを、右越えに運んだ。こすったような当たりが右方向に伸びるビシエドらしい放物線だった。「なかなか本塁打も安打も出なかったのでホッとしているよ」と笑顔だった。

 今季74打席目での1発。ゲレーロとともに不振が続き、前日は来日2年目で初めて4番から降格して7番。この日は6番で先発していた。早出特打をこなして試合に臨んでいた。

 主砲の2ランが貴重な追加点になり、森監督も「あれでみんなが安心した。初めて9回をゆっくり見せてもらった」と喜んだ。