「オーナーが言われたことを見返す気持ちでやりたい」とモチベーションを高めたT-岡田。黒星の開幕戦は守備の乱れでまた叱られた。怒られっぱなしでは終われなかった。「たまたまかもしれませんが」と苦笑も、反骨の同点弾。オーナーも「So Far So Good(今のところ順調)」と照れ隠し? の英語でねぎらった。

 7回には小谷野が今季3度目の猛打賞で、決勝点をたたき出した。8回の守備でフェンスに激突し、左膝を負傷したロメロに代わり、きょう23日ロッテ戦は4番を託される可能性が高い。「本当に(小谷野)栄一さんが引っ張ってくださる」(T-岡田)。ベテランが働き、中堅、若手が追いかける。充実の春をオリックスが謳歌(おうか)している。【堀まどか】

 ▼オリックスが早くも今季2度目の5連勝。今季の5敗はすべて京セラドームで、敵地では7勝0敗。開幕からビジター7連勝は12年ロッテ以来となり、オリックスでは67、89年の6連勝を上回り52年のフランチャイズ制以降の球団新記録だ。オリックスが開幕から20試合以内に5連勝以上を2度記録するのは72年以来2度目だが72年は1~6試合目に6連勝、13~18試合目に6連勝。開幕から16試合以内に2度の5連勝は初めて。