DeNA筒香嘉智外野手(25)が、今季初アーチを放った。侍ジャパンでワールド・ベースボール・クラシック(WBC)をともに戦い、昨季9打席無安打だった阪神藤浪から、バックスクリーン右に突き刺す弾丸ライナーを放った。

 筒香が今季22試合目、92打席目に藤浪から第1号。前年の本塁打王がシーズン1号に20試合以上を要したのは15年エルドレッド(広島)のチーム45試合目以来だが、この年のエルドレッドは開幕から出遅れ、出場3戦目、6打席目での1発。2リーグ制後の本塁打王で、翌年のシーズン1号に最も打席を要したのは97年山崎武司(中日)の91打席。今回の筒香が山崎を1打席上回り、最も難産だった。また藤浪に対しては通算38打席目で初アーチ。通算30打席以上対戦した投手で本塁打がなかったのは藤浪と岩田(阪神=30打席)しかおらず、苦手投手を打ち崩しての第1号となった。