巨人が2試合連続で1点差負けを喫した。ヤクルトのルーキー星を6回5安打2得点と攻めきれず、接戦に持ち込まれた。7回から継投に出て勝機を探ったが、1死一、三塁で中井が二ゴロの処理を迷って決勝点を献上。3カード連続の負け越しに、高橋監督は「結果として何とかしなくちゃいけない」と受け止めた。

 ミスが明暗を分けた。3失点はいずれも四球が絡んだ。7回無死一、二塁の攻撃では、今季初の2番に据えた橋本到が犠打を決められずに流れを逸した。慎重さが裏目に出ている面もあるが、今季の1点差ゲームは2勝7敗。指揮官は「そこ(1点差)まで持っていけているという見方もあるし、ものも言いようかなと思います」と言いつつ「そういったところのミスがちょっとね。これからの課題」と直視した。4月は12勝12敗。5月攻勢に向け、克服すべき課題は明確だ。