中日大島洋平外野手(31)が9日、3、4月度「日本生命月間MVP」を初受賞した。

 開幕から全試合に先発出場し、リーグトップの打率3割7分2厘、42安打をマーク。そのうち4月の41安打は、15年8月の巨人立岡以来の月間40安打以上となった。4月30日阪神戦(甲子園)では、プロ野球市場286人目の通算1000安打を達成した。中日からの受賞は昨年の3、4月度のビシエド以来。

 チームは最下位と低迷中。その中でも開幕直後はリードオフマンとして、現在は3番でチームを引っ張っている。会見に臨んだ大島は「初めて受賞できてうれしい。(社会人野球で所属したチームが)日本生命なので、1度は取りたいと思っていた。一応、出身なので宣伝しておかないと。最初の月で取れて光栄です」。プロ8年目での初受賞を喜んだ。「200安打を目標にしている。今回、最初からこれだけ打てた。チャンスと言えばチャンス。早く達成して、日本記録を塗り替えるようにしていきたい」と、15年西武秋山が樹立した日本記録の年間216安打を見据えた。