オリックスが今季初の5連敗を喫し、最大8あった貯金を吐きだした。西武に並ばれ、ともに5割で3位。追い打ちをかけるように先発投手陣に異変が発生した。先発コークが首の左側付近に違和感を訴え、3回途中に降板した。

 先頭の秋山にストレートの四球を出したが、その過程で指先に力が入らなくなったという。試合後に「胸郭出口症候群」と診断され、出場選手登録抹消が決定。コークは「肩甲骨のまわりの筋肉が固くなって神経を圧迫しているようだ。こんなときにチームを離れることになって腹立たしいよ」とつぶやいた。先発の序盤降板が引き金となり、大量8点を失った。

 試合前には、3連敗中の西が登録を抹消された。5日日本ハム戦で投げた際にマウンドで転倒し左足首を痛めていたが、福良監督は「ここ3試合の内容を見てです。もう1度やり直して来いということ」と、期限を設けずに再調整を指示したことを明かした。東明、山崎福が代わる先発候補と見られ、ほかに青山を昇格させて中継ぎ要員を補充。連敗脱出を図る。【堀まどか】