プロアマ合同で侍ジャパンの次期監督などを協議する侍ジャパン強化委員会が22日、都内で開かれた。

 約2時間の会議を行ったが、新監督について、具体的な名前を挙げて協議することなどはなかったという。

 同委員会委員長の日本野球機構(NPB)井原敦事務局長は「今後具体的な話しを進める前に、あらためて強化委員会の方針の確認をした。目標は東京オリンピック・パラリンピックの金メダル。金メダルを取るための指標はどういうものなのか、ということをまずはざっくばらんに意見交換した。監督の具体的な選定はこの指標について、まずは強化委員会の共通の認識を持った上で、今後具体的な人選は進めていこうということで話は進めています。具体的な人選、固有名詞は次回以降になりました」と説明した。

 20年の東京五輪後は21年にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開催予定だが、次期監督の任期については「お願いをするのは、五輪の監督をお願いする。21年3月にWBCがあるかないかはまだ決まっていない。決まってないことについてこだわる必要もない。確かに先々のことを想像すると、東京オリンピックでの目標を達成したあと、流れとして続けてお願いすることも十分ある。そこで目標を達成したので、そこでひと区切りつけたいとその監督がおっしゃれば、それはそれでひと区切りになるだろう」と見通しを示した。