オリックスの長村裕之球団本部長(58)が25日、米大リーグ、ジャイアンツ傘下3Aサクラメントに所属するクリス・マレーロ外野手(28)の獲得交渉が最終段階に入っていることを認めた。「詰めの段階。うまくいけば、近日中に発表できる。1日も早く手続きを終わらせたい。今の(チーム)状況で得点力アップを重視してリストアップした。早いうちに手を打たないといけない」と緊急補強の理由を説明。

 マレーロはメジャーで目立った実績はないが、一塁と外野を守れる右打者で、マイナー通算142本塁打のパンチ力が売りだ。映像を確認した福良監督は「球団の方から、これ(マレーロ)でいきたいということだった。パワーはありそう」と打線の起爆剤を期待した。