オリックス伊藤光捕手(28)が29日、都内のホテルで2017年度「日本生命セ・パ交流戦」開幕記者会見に参加した。

 壇上で「対戦したい投手?」を聞かれた伊藤は、昨季途中までチームメートだったヤクルト近藤の名前を挙げた。「オリックス時代、一緒に苦楽をともにしたというか、バッテリーを組ませてもらったこともある。自分から提案して抑えることもできたり、いろんなことをやってきた。(捕手として)真っすぐが強く、今年はいいところで投げて、抑えている。防御率も0点なので、僕がチャンスで対戦したときは打って1点取ってやろうと思います」。再会とともに、無失点記録(現在12試合連続)を阻止する機会を心待ちにした。

 オリックスは3、4月を15勝8敗の好スタートを切りながら、5月に急失速。9連敗を喫するなど5位に低迷する。「チーム状況としてはあまりよくありませんが、交流戦は前半戦の中で1つ流れを変えられるところでもあると思っている」。明日30日から本拠地京セラドームで幕を開ける交流戦で、再浮上のきっかけを探る。