プロ野球の歴史に新たな金字塔を打ち立てる。楽天則本昂大投手(26)が29日、Koboパーク宮城での練習を終え、新記録への青写真を描いた。先発予定の巨人戦(6月1日、Koboパーク宮城)で、プロ野球新記録となる7戦連続2桁奪三振の期待がかかる。「前回とか前の方は、緊張感があった。でも今は、出来なくてもいいというか、出来たらラッキーくらいな気持ちでいる」とリラックスした状態で向かう。

 頭の中で描いているのは真っ向勝負でねじ伏せる姿だ。

 則本 思いっきり、腕を振って、相手も思いっきりスイングする。そういう姿をファンの人も楽しみに球場に来ると思う。

 直球に自信があるからこそ、力業で立ち向かう。「今年は去年に比べて直球の勢いがあると思う。追い込んでからも、直球で勝負出来ている」。

 前回登板の25日オリックス戦(ほっともっと神戸)で、91年に野茂(近鉄)が樹立した6戦連続2桁奪三振の記録に並んだ。「もう誰かを引き合いに出されることもないので」。真剣勝負を楽しみつつ、勝利と記録でわかせる。【栗田尚樹】