負け投手になった中日岩瀬が2軍降格を志願した。延長11回に登板。2死二、三塁から鳥谷に初球を左前に運ばれ、決勝点を許した。森監督は「本人が『下にいって調整させてくれ』と言ってきた」と明かした。今季49試合目の登板で40代でのシーズン最多登板記録を更新したが、自身2連敗で今季6敗目。42歳左腕は「もう1度、ゆっくり考えて再起するようにやっていきたい」と、今季中の1軍復帰を目指す。

 岩瀬が2軍降格を申し出たことを受け、西山球団代表は試合後に本人と話し合った。同代表は「本人が納得したら(1軍に)戻ってきてほしい。去年は(進退の)話をしたという状況になったけど、今回はそういう話になっていない」と説明。来季も本人が現役続行を希望した場合について問われると「当然ですよ」と言い、契約する意向を示した。

 ▼シーズン49試合の40代最多登板記録=岩瀬(中日) 20日の阪神20回戦(ナゴヤドーム)に登板し、48年に40歳の若林(阪神)がマークした48試合を抜いた。今季、岩瀬はあと1試合に登板すると、自身が持つシーズン50試合登板の最多記録15度を更新する。